腹圧 横隔膜と骨盤底筋肉の関係性

腹圧が高まるメカニズムとは?

パワーハウス(横隔膜・骨盤底筋・腹横筋・多裂筋)が同時収縮する事により腹圧が高まると言われますが何故腹圧が高まるのでしょうか?

吸気で横隔膜は収縮(さがり)圧力が下方へ向かってかかってきます。

そしてこの時パワーハウスの床面(そこ蓋)になる骨盤底筋が収縮していると下方向に向かってきた横隔膜の圧を上方向に跳ね返します。

そしてこの圧が腹横筋(壁面)や多裂筋(柱)も同時に収縮していると逃げ場を失い腹部の中心でぶつかります。

中心でぶつかった圧が今度は体の外側へ向かうベクトルに変わります。

その結果お腹の中から外側に向かって腹圧が高まるという現象が起きるのです。

 

なので骨盤底筋や腹横筋が上手く働いていない方には下腹ぽっこりタイプの方が多いです。

こういった方には腹圧を高める呼吸方を試してもなかなか下腹部に力を入れる感覚が出てきません。

だいたいが腹直筋上部等に力が入って外部から筋肉を固めて腹部を安定させようとします。

 

まずは「ハァーー」っとため息を吐くように長く息を吐いた時に明確に下腹が硬くなったり表面の腹直筋ではなくお深部(へその下あたり)に収縮感を感じるという事が非常に大切です。